近頃は、時期に関わらず異常気象がもたらす線状降水帯の発生が増え、地震などの突発的な自然災害以上に気象にかかわる被害が多くなっています。
日々の暮らしにおいて、私たちの想像を超える大雨などは防ぐことが難しいですが、日ごろからの準備を行うことは、万が一にも被災した際に自身やご家族の命をつなぐためにとても大切です。
今回は、防災グッズに焦点を当ててお話したいと思います。

防災グッズとは

防災グッズとは、自然災害や緊急事態などの非常時に備えて用意される必需品や道具のことを指します。これらのグッズは、災害や緊急事態が発生した際に生命を守り、生活を維持するために役立つアイテムです。主に食料、水、衣類、医薬品、通信機器や充電器などを含みます。

防災グッズの重要性

地震や津波、台風、洪水などの自然災害の発生時には、一時的に外部との連絡が取れない状況や避難が必要な場合があります。そのような場合には身の安全を守りつつ、外部との連絡が取れるまで生活を維持する必要があります。また、状況によっては、長期の停電や断水が発生する場合があります。食料や水、電池駆動型のラジオ、充電器などを備えておくことで生活の維持が可能となります。

避難所などに移動した際にも配給されるものには限りがありますので、最低限の食料や水、寝具、常備薬などの必需品は備えておくことが重要です。

防災グッズの役割

防災グッズは、災害や緊急事態の際に生命を守り、生活を維持するために重要な役割を果たします。個人や家族だけでなく、地域社会全体での防災意識の向上とグッズの準備が大切です。

以下に、防災グッズの主な役割を説明します。

生存率の向上

食料、水、医薬品などの防災グッズを用意しておくことで、災害時に生存率を向上させることができます。これらの必需品が十分に揃っていれば、被災者は災害後も十分な栄養と水を摂取できます。

災害後の快適さの提供

避難所での生活が長引く場合や停電が続く場合でも、防災グッズに含まれる寝具、衣類、衛生用品などがあれば、被災者の快適な生活を支えることができます。

救助機関の負担軽減

災害発生時には、救助機関の対応が限られることがあります。防災グッズがあれば、自己支援が可能となり、救助機関の負担を軽減することができます。

緊急通信と情報収集

ラジオやスマートフォン、充電器などの通信機器があれば、災害時に情報を収集し、家族や地域とのコミュニケーションを維持することができます。正確な情報は安全と適切な判断につながります。

怪我や病気への対処

救急キットや薬品があると、怪我や病気の発生時に早急に対処できます。このようなグッズの存在が、被災者の健康を守る役割を果たします。

防災グッズの準備と管理

防災グッズの準備と管理は継続的な取り組みが必要です。定期的な確認と更新を行いながら、万が一の非常時に備えておくことが大切です。

以下に、防災グッズの準備と管理に関するポイントを説明します。

定期的な点検と更新

防災グッズは常に使用可能な状態であることが重要です。定期的にグッズを点検し、期限の切れた食料や薬品を交換するなど、必要な更新を行いましょう。地域の気候や特性、家族の構成に合わせて既存の防災グッズを見直し、その時の家族の状況に合わせて必要なアイテムを変更、食料や水の量を増減するなど定期的な更新を行うことが大切です。また、常備薬などの医薬品は数量、期限などを常にチェックして必要なものを補充しておきましょう。

非常時の持ち出しと保管場所

必要な防災グッズを一つのバッグにまとめておくと便利です。非常持ち出し袋には、食料、水、衣類、通信機器、重要書類などを入れておきましょう。最近は、最初からバッグにまとまった防災グッズも市販されていまので、その中に追加で必要なものを入れておくだけでもまとまった持ち出しが容易になります。

保管場所は、当然ながら緊急時にすぐに取り出せる場所に保管し、なるべく屋内の水や湿気の影響を受けにくい場所を選びましょう。

家族との情報共有

いくら防災グッズを準備しても肝心な時にスムーズに対応できないと意味がありません。家族、場合によっては、近隣の人びとと災害時の行動計画を共有します。災害時の緊急連絡先や避難場所などの情報を最新のものにし、避難場所や連絡方法を確認し連携を取ることで、効果的な避難や生活が維持できます。

地域コミュニティでの災害訓練などがある場合は積極的に参加するなど、日常の中で防災に対する意識を高め、家族間でも防災グッズの使い方や被災した際にどのように行動するかを話し合うことが大切です。

防災グッズの種類とおすすめ商品

防災グッズは、食料や水、衣類、通信機器など、災害や緊急事態に備えて用意される重要なアイテムです。具体的な例としては、缶詰やレトルト食品、防寒着、非常用ラジオ、救急キット、衛生用品、重要書類などが挙げられます。これらのグッズは、生存率を向上させるだけでなく、快適な生活を支えたり、救助機関の負担を軽減したりする役割を果たします。準備と管理においては、定期的な点検と更新、家族や地域との計画共有、保管場所の選定などが重要です。防災グッズは、地域の状況や個人のニーズに合わせて選定し、適切に保管・管理しておくことが、安全な非常時対応のために欠かせません。

ヤマダホームズオンラインショップがオススメする防災グッズを以下に掲載します。

まとめ

今回は、防災グッズに焦点を当ててお話ししました。

近年は、日常使いできるものから備蓄型の食品、女性用や帰宅支援といった用途別まで様々な商品が販売されています。もちろん、コラム内で記載したように、そのまま利用するだけでなく、それを個人の環境に合わせてカスタマイズすることも大切ですが、専門的な知識がない方でも手軽に準備できる点など多くのメリットがあります。

ヤマダホームズオンラインショップでは、この度「防災グッズ」の取り扱いを始めました。

ぜひこの機会にお求めください。